ロボップは、ねじ巻きの付いた容姿が特徴のロボットたちの総称です。
1体につき最低1つの必殺技を持ち、基本的に1種1体しかこの世に存在しません。
原型は動物や生物をはじめ多種多様で、出荷工場（出身）も異なります。
ロボップが生まれる際、役割や機能以外に思想や人格、性格は持ち得ていません。
しかし、共に生活している人や環境に影響を受け、思想や人格、性格なるものが形成されていきます。
今この瞬間にも、図鑑に載っているロボップだけではなく、
新たなロボップが世界各地の工場から生まれ続けています。

時は、技術革新が進んだ新時代の夜明け。
世の中はインターネット化が進み、すべてがデジタルで繋がる。
一方で、世界では様々な課題が露見され、困難が続いている。
その状況下の中、各国の首脳と有識者が集う世界会議が開催され、
「人間はロボットとの共存を通じて、様々な課題解決に立ち向かうべきだ」と提言がなされ
「ロボット共存社会」の基本構想が採択された。
こうして生まれたロボットは、通称「ロボップ」と呼ばれ、
様々な役割や機能を持って、この世界で人間と共に生活している。
世界会議で採択した年を皮切りに、ロボップの製造や進化は止まることを知らず、
人間社会に大きな影響を与えていっている。
この物語は、人間とロボップを取り巻く近未来の出来事を描いた物語である。